P5.4-奇妙な世界に・・・八代龍王・・・つづき |
2007年07月27日 |
私は龍神の絵を描き始めた。
第1に芭蕉扇の力を持つ黒龍王は、5月生まれの私の師でもある叔母の手に渡った。
第2に龍眼の力を持つ紫龍王は、2月生まれの同じく私の母の妹にあたる叔母の手に渡った。
第3に縄の力を持つ蛟龍王は、7月生まれの私の母に渡った。
第4に南の力を持つ粋龍王は、4月生まれの私の親友のもとに渡り、第5に月の力を持つ福龍王は、6月生まれの同じく親友の手に渡った。
問題であったのは、カメじぃより言い渡されていた3月6日生まれの者に渡さなければならない「守剣」の力を持つ金龍王であった。金龍王は八代龍王の中の唯一の雌の龍で他の龍神達の母であるという意味をもっていたので、なるほど、これは一筋縄ではいかないかなと思っているところ、当時私がつき合っていた人(現在の主人)から 「3月6日生まれじゃないけど、いちおう3月生まれだから、金龍王の絵は自分がひきとってもいいよ」 という事で6番目に金龍王の絵は主人の手に渡った。

だったのです。今でも私は長女に時々 「お嫁に行く時はこの絵 (金龍王の絵) を
持って行きなさいよー」 と言っています。

そして一番困っていたのは、海の力を持つ青龍王の絵であった。描き上げてしばら
くしてから私の実家のご近所さんである顔なじみのおばさんのもとへ渡ったのだが、半年程過ぎて 「この絵は強すぎて家には合わない…」 という理由で、又私のもと
に戻ってきた。
そうして3年以上もの間、その絵は宙に浮いた様になってしまい、我が家に保管されたままの状態であった。

そんな中、ある日私の姉が家に遊びに来ていた時だった。「話があるんだけど…」 といつになく真面目な顔をして姉が話を切り出した。
「アンタが描いた龍神の絵が一枚あまっているでしょ、家には9月生まれの人はいないけど、私のダンナはいちおう青龍王に印されたてんびん座だし…良かったらその絵、私にゆずってくれない?」 姉はそう言った。

私には何ら断る理由もないので 「どうぞ、もっていって
」 とあっさり手渡した。そしてその2年後の9月、私の姉は9月生まれのとても元気な男の子を出産した。青龍王を持つべくして誕生した男の子であった
ようやく カメじぃとの約束を果たし、最後に描き上げた全ての龍神を結集し第8の山の力を持つ白龍王を加え、12月うまれである私の 言わば(ご本尊カナ?)
THE!八代龍王観世音菩薩の絵は完成となった。

つづく

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