アナタは、炎の真ん中に何があるか知っていますか。

2008年07月29日

大黒様への手紙


オール電化の良いとこ☆


IH調理器具は、掃除が非常に楽である。
ボイラーの軽油代がいらない
ガス代もいらない、夜間電力が非常に安い

だが、我が家にとっては少々不便な点もある☆

夏休みに入って家族全員いる中、
よりによって一番暑い日が続く7月~8月の日中
朝10時~夕方5時までの間、電気代が通常よりも高くなる・・・

日中には
クーラーを使ってはいけない・・・・・室内温度は32度を超える。頭ボー☆
IH調理器具も使ってはいけない・・・7人の腹減ったコールに対処する為には☆
掃除機を使ってはいけない・・・電力が安くなる夜11時を待っての掃除。眠い・・☆
洗濯機も夜間電力の時間帯にしか回せない・・・10k型の洗濯機だが1回では終わらない時が・・・
時間帯を気にしながら家電製品を使用するのは、
大家族の生活のリズムには無理がある部分も多い・・・・・

電気代が安くなったかというと、前とあまり変わらない☆
時間に制御され、何だか以前より窮屈さを感じるというのが
実際私の思ったところです。

ただでさえ暑いのに、人口密度の濃い家ん中☆
子供達の「どっか連れてってぇ~~」コールに追い込まれながら
外に出ようにも今度はガソリン代と行楽費用・・・

情勢の波に呷られながら、
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
家族それぞれのブーイングを聞かされながら、まとめ役を務めるのは
本当に大変なことです。

あんまりうるさいと、鬼と化してしまう私でございますが,
表面上良いところばかりを売りにするのは経済を活性化する為にはいたし方ないことである。
だがその裏には必ず良くない面も備わっているのが、この世界の原則。
足を踏み入れて初めて知る、良いものとうたわれるものの良くない点。

痛い思いをして初めて痛みを理解する。
誰のせいでもない、全ては自分自身が無知であったことにある。

理解を試みず、見ないふりをし、裏を隠していると、必ず報いを受ける。

物事の良し悪し両面理解した上で自分なりの決断をし、自己責任を持って
悪しき部分の改善を試みること、これが大人と呼べるもの

自分に責任を持てる人間でなければ業は終わらない
飼いならされた羊のままでは進歩はない

ということで、引き続き
七福神の裏話をさせていただきます。
猛暑の中の重い話我慢大会へようこそです♪


大黒様へ


戦闘神とか、食物の神とされ日本神道では大国主命とも言われ、古来から
親しまれてきた神様でいらっしゃいます。

インドの継承神として、降臨となった大黒様のインド名は、<マハーカーラ>
マハーは大きいという意味、カーラは時の暗黒を示す言葉。
<大いなる暗黒>という意味を持つ大黒様。


流れとしてはインドの神様で、日本で描かれている大黒様とは違い
本来の様相は、鬼のような憤怒の形相、
ご自信が手に掛け喰らった人間のドクロで作った首飾り、
手には剣を持ち、人間の頭や羊の角をつかんで
四方を睨みつけているという、まさに身の毛もよだつ姿で現されている
恐れられている神様でいらっしゃいますね。

日本の大黒様とは全然イメージが違いますが、
あまり、多くを語ってはくれない大黒様もまた、
幼い頃に辛い経験をなさっていたことに私は胸を痛めました。

私も生まれてから今までに大黒様ほどではないですけれども
近い経験を目にしたことがございます。

「生まれ出場所にこそ、己の業は存在している」
そう教えてくださったのも大黒様。
統治するということが、いかに難しい事柄であるかをお話してくださいましたね。

四六時中言い争い、いがみ合い、暴力を振るいあう両親。
財に目がくらみ、跡目を奪い合う親族。
平気で肉親を蹴落とし、死に至らしめる企てをする者達。

争いの絶えない中で目をとじ、耳をふさぎ、ガタガタ震えて耐え忍んでお育ちになった大黒様
一番愛情を注いでもらえるはずの親からでさえ
「お前もいずれは我が身を蹴落とす者」と言われ
その言葉に傷ついた上に、さらにひどい虐待をうけ、昼夜少しでも油断すれば
身の危険が常に伴う暮らしの中、必死で身を守ることで精一杯だった幼い大黒様。

私、由緒正しき家柄じゃなくて良かったと、秘かに思ってしまいました・・・

泣き声ひとつ出せずに育った悲しい子供時代
心も身体もボロボロになりながら、目を閉じ、耳をふさぎ、声を失い
そして肉親に対して心を閉ざしてしまった大黒様が誓ったのが
「自分の身は、自分で守る」でしたね。

今にも壊れそうな自分を守る為、自分を傷付けた者達への逆襲を誓った時
手にしたのが、大黒様のその手にある打出の小槌。

それは叩きのめす為の道具、
怒りをこめたその小槌で、不道徳な者達を滅多打ちにしましたね・・・
大黒様の泣き叫ぶ声にも似た破壊の行いは私の胸を貫いていきました。

でも私には大黒様の別の声も聞こえておりました。
「私のしていることは、許されぬ!
決して許される行いでは無いのだ!」
と、
まだ若い年頃でありながらも、地獄を覚悟した殺戮という統治の方法でした。

その時私は、大きなものを統治する為には、やはり殺し合いをする以外他に方法は
ないのかと悩みました。

大黒様が壊したのは、最も愛するべきであったはずの親、兄弟、祖父母
叔父、叔母、全て自分の家族であったこと・・・・・・

その御身に愛するはずの肉親の血を受け、愛してもらえるはずの母親の亡骸を抱きながら
生まれて初めて大きな声で泣き叫んだ大黒様のお姿を目にした時は
とても耐え難いものがありました。

大黒様の嘆きは神世の大地を揺るがし、大嵐となり、
その涙は、この星の大地を大水で埋め尽くしました。

自らの手で愛を葬った大黒様は、その後ひたすら愛を求めて彷徨う時間の旅となりましたね。
長き学びの旅です。

でもどうすれば愛というものを手にいれられるのか、
愛を知らずしてお育ちになられた大黒様にとって、「愛、こんなにも難しい課題は無い」
おっしゃっておりましたね。

私はその言葉に、いまいちピンとこなくて理解できませんでした。
正直、「そんなに難しく考えなきゃいけないものなのか?」と思ったからです。
その頃の私は、愛というものを浅はかに捉え考えていた自分であったことを
今では恥じております。

自分を傷付ける者は、全て打ちのめす。
愛とは縁遠い中で成長なさった大黒様、
歩む道のりにかすかな愛を感じる出会いがあったとしても、愛情を知らずに育った為
間違った行いを繰返しましたね。

愛しいと思う者は、力ずくで手に入れ
自分の思いが相手に通じないとなると憎しみにかられ死に至らしめる。

その結果、手元に残ったのは永遠の愛ではなく、
愛した者達の数えきれない程の骨の山・・・・・

愛と憎しみは紙一重、思いが深ければ深いほど突然殺意に変わりやすいものでもあります。
今でも、愛情から殺意を抱き、愛する者の命を奪ってしまう人間がおります。

そのような行いをする者もまた、愛を学ぶ為に歩んでいる内の一人と見るべきなのでしょうか

愛する者を傷付けることで、壊れそうな自分を支えてきた大黒様の一方の手に持つ袋には
愛した者達の骨がぎっしり入っているのを見たとき私血の気が引いていきました・・・・・

でもその時の大黒様にとってはその骨だけが唯一残すことの出来る愛の証明
骨となっても自分の側に置いておきたいという大切な宝物。
大黒様の心を満たせる生きがいでしたね。

あまり理解したくない大変猟奇的な愛情表現だと思いましたが
愛の証明は個人個人いろいろとこだわりがあるということで解釈いたしました。
その頃の大黒様は、非常に情念深い方で、ある意味情熱的でいらっしゃったのだろうと
思いました。

自分以外の誰かを愛するときは、誰でも情熱的になるものです。
度合いに違いはあるかもしれませんが・・・・・

愛を失うことへの不安、愛する者から傷付けられることへの恐怖心
それを補う為に次々と愛のコレクションを増やしていく、魂コレクション中毒の悲しさ

「学びの内にあって求めることは、向上する為にある。
だが欲するは堕落へと通じる」
私にそうおっしゃいましたね。その頃のことを思ってのお言葉だったのでしょうか

「求めると欲するの違いは、
どうやって見分けるべきなのでしょうか」
という私の問いかけに
こうお答えくださいましたね。
「一切の自我を持たぬことだ」と、とても難しいお言葉でした。
悩みました・・・・・

自我を持たないということは、自分というものを失くせということなのか
こだわりを捨てろといってるのか、そんなことしたら自分ってもんが無くなるじゃないか☆
自分が無いってことは存在してる意味が無いということでは・・・・・と

でも、ものは試しなので頑張った結果、私は今その言葉の意味を
理解することが出来たので良かったと思っております♪
おかげ様で色欲や性を超えた愛というものを理解でき、広い視野から物事が見えるようになりました。
今では、人を慈しむ心を持ち合わせる事が出来るようになったので、感謝いたしております。

まさに<柱>となる教えだと思います。
至上最悪と言われている第6の宇宙時間を三位一体として内に宿した666の神。
全ての柱となるには必要だからこそ、その道を歩んだ大黒様
悪魔になっただけある力は至高の大日力。


<マハーカーラ>

本物の悪となったエイリアン☆じゃなかったダキニ天を制す為に
あえて魔王となる覚悟をして魔界を設立なさったプレデター☆じゃなかった大黒様。
悪に打ち勝つ為には、悪の力を持った善なる者が必要なのですね。

でも恐くなかったですか?自分が悪魔にならなければならないってことに対して・・・
私がもし悪魔になれと言われたら、とても恐いです。

人は悪魔は悪いものとしておりますが、
悪いものが何故存在しなければならないか
までには
まだ至っておりません。正義と悪の間でまだ争い合っております。
正義の味方である天使は人気が高い様です。
それもまだ学びの内であるということに気がつくのは、いつになるのでしょうか?

巨大な愛を理解するにはまだまだ時間が掛かりそうです。

大黒様の叩きのめす為にあった打出の小槌も
今では108つの煩悩を打ち消す力を与えてくれるものへと変わり、
骨の入っていた袋は、大寒の風を起こすだけの一見からっぽの袋になりましたね。

大黒様の思惑通り、大寒の風に吹かれると何だか心細くなり、人恋しくなり、
一人でいるのが寂しく感じ温もりが恋しくなります。
それに大寒の風は、家族を集わせ、抱き合わせ、贈り物を宝物にする時間をも
くれております♪

戦争をしている国であっても、その日だけは戦わない休戦日としている場所もあります。
大黒様の狙い通りの愛の教えのように思えます。

温もりを求め合う出会いは結びを生み、新しい絆と命を誕生させてますね。
でも私、大黒様が一番うれしいとされていること知ってますよ♪

大寒の風がふく季節、多くの子供達の笑顔が見れることですよね。
両親や親戚から素敵なプレゼントがもらえる特別な時期
ワクワクして中々寝られないで両親を困らせる子
信じないと言いながらも心のどこかで贈り物を待っている子

多くの子供達に笑顔で感謝される時。大黒様の一番楽しい時期。

ご自分の子供の頃のような思いをしてほしくないと切に願っての大寒の風。
カラッポの袋から出てくるのは、寒くて冷たい風。大黒様が求めた家族愛を願っての冷たい風。

大黒様が流した分の涙を凍った心で固めてできた寒い風
大黒様が、長い長い時を経て学んだ愛の伝えですね。

大寒の時期でもある12月、本当はとっても熱い太陽が生まれた日。
破壊の王、魔王、悪魔といわれた大黒様が学びを持って大日如来として誕生した日。

万物の軸、至高の悟りを持つ大日如来の大黒様、全てを理解する為には
恐ろしいほどの地獄を経験し、自ら実行しなければならないという時の歩みが必要となる事を
知る者はこの世界にどれほどいるのでしょうか。

天界への入り口は、本当は天上ではなく、地獄の一番底にあるということを
努力して正義だけを貫いて天上界の頂点を極めた者達が知ったら・・・・・
おもしろい仕組みですね♪まさに天国から地獄。

・・・失礼いたしました☆

「思いの全てを語らねば、
煩悩には打ち勝てん!」

前にそう言って経験も無い者が、善悪を唱えるなと私を窘めましたよね。

今では記憶も回復し、自らの全貌を見ましたのではっきりとお言葉を返せるようになりました。

私は煩悩を持つ罪人であります。
長い輪廻の中で罪を犯してきたものであります。
今世においても心の内に修羅を宿し、傷付けるものを傷付けた事がございます。
自分の中にいる醜い猟奇的な鬼に会いました。
卑しき悪魔は常に自分の中におります。
いつ何時、表に出るか解らない悪魔ですが、自らの力で鬼の刃を治め
愛情を持っての天誅へと変えることができます。

ここまでくるのに自分との苦しい闘いをしました。
でもそれが今ある自分に繋がっているので、良い学びの時間であったと思います。が、
もう一度やれと言われたら、ゴメンこうむりたいというのが正直なところです☆

なので、これからも一生懸命精進していきたいと思っております。
繰り返しの同じ経験はいやなので♪

もう本物の悪魔を卒業した大黒様ですが、まだ悪魔との対戦を試みる者達の為に
役柄を引き受けているようですが、望まれている以上、まだ悪魔対戦や、正義のヒーローと称す者達に
付き合わなければならないのでしょうか?
そろそろ私におっしゃったように
「悪とは、己の内にある無知である」と真実をお話されたほうが良いのではと
思ったりも致します。

えっ?いつか気が付く時が来る?
かなりの時間が必要になると思うのですが・・・
時間だけは永遠にあるからかまわない☆ですか・・・


自分の身を守り過ぎて壊れてしまった魂が魔物化している魔界を
統治するのも大変だと思いますが、天使達のスキルアップの為には欠かせない教材として
ご利用なさっている恐ろしい裏顔もまた私としては興味深いので、

精神科のトップたる寛容なる大黒様、愛を語る者は多くおりますが、
綺麗ごとでは済まない愛の深さ、強大さ、愛ほど強い力を生み出すものは無いことを
知ってしまったので、これからもご教授のほど宜しくお願い致します♪

・・・・・・・・・


PS
「足を踏み入れなければ、何も理解できない」
おっしゃいましたけれども、
それは、おケツに入らずんば、おジを得ずという意味ですよね。
何ですか?悪ふざけが過ぎますか?
でもハリウッド映画では、英雄がクライマックスでよく叫ぶじゃないですか
「ファッk☆・・・ピィーーーーーーーーー☆」って
それぐらいの意気込みがないと、恐怖には勝てませんのでお許しくださいませ。

イヤッホーーー♪♪♪懲りないヤツですいませ~ん♪







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2008年07月08日

恵比寿様への手紙

いよいよ夏本番ですね~♪
私は、もうすでに夏ばてしておりますが~

ここらでひとつ、更に暑苦しいかもしんない
おも~いお話をいたしま~す♪
(うざっ☆ちょっと重いのはかんべんしてよ~と思う方は、
今すぐにげてぇ~~にげるのよぉ~~☆)

と、心の準備ができたので♪
<私の目で見たホントは重い7副神の裏話>
れぇの絵本の原画を描く以前に、書き残していたものなのですが、
(12,3年・・・もっと前かな、目に見えない者達から、いろいろと話をされるのはいいんだけど、
話が長すぎて覚えられないので、すぐに書き残しておくという
癖を付けていた頃に書いたやつです。)

いつものごとくな昔の戯言を載っけてみました~


【七福神に宛てた手紙】

福の神として古くから信仰の対象となってきた<七福神>
その本当の心を知っているのは、私だけ・・・かもしんない・・・・

自分の中に七福神のうちの誰かが住んでいるとしたら、
その神様はどの七福神でしょうか、どんな表情をして見ているのでしょうか?

笑っている?怒っている?それとも泣いている?もしかしたら光ってたりする?

でも、どんな顔をしていても七福神が願っている事は皆同じ。
本当の幸せは何か、自分の力で見つけ出し、
自分の力で手に入れてほしいだけ。

神様が願っているのは、何にも頼る必要もないほどに、強い心を持ってほしいだけ。

七福神にどんな表情をしてもらいたい?
一緒に笑ってもらいたい?一緒に怒ってもらいたい?一緒に泣いてもらいたい?
神様達を笑わすのも、怒らすのも、泣かす事も出来るのは、
自分自身だという事をどうか知ってください。

そしていつか、仲のいい友達になってください。
それが、まだ知らない自分を知るための一歩となります。



恵比寿様へ

先日は、いろいろと教えていただき、ありがとうございました。

始まりは、いつも雨だとおっしゃった恵比寿様
あれから恵比寿様について考えることが多々ございまして、忘れること無きよう心に残したく
私なりの見解ですが、もう一度恵比寿様の足取りを確かめたく、
このような文面にてお伝えすることにいたしました。

私の見解に過ちがございましたら、ご指摘くださいますよう
お願い申し上げます。

それでは、改めて申し上げます。

商売繁盛、財を授けてくれると云われる恵比寿様。
ニッコリとしたその人なつっこそうな笑顔の裏に隠された悲しい涙の真実を
聞かせてくださいましたね。

幼い日に偏見をあびながら育った子供は、必死になって生きようと懸命に努力を
しました。

海上、漁業の神ともされ、人の世ではよく鯛を釣り上げる姿で描かれていたりしますが、
日本神話においては蛭子(ヒルコ)とも呼ばれていますね。

血をススリ死肉を食らうとされる
ナメクジの様な生き物の名前が付けられている恵比寿様ですが、
それは恵比寿様が生まれた時すでに始まっていた苦悩の日々のように思えます。

恵比寿様は奇形児として生まれ出、その醜い姿に
親は気味悪がり、我が子である恵比寿様を「化け物」だと言ってまるでゴミの様に迷宮に
幽閉してしまいましたね。

親に見捨てられ、動物以下の扱いを受け、3歳まで足が立たず、
それまでずっとズルズルと、足をひきずる様に地を這いながら
お育ちになりましたね。

そのお姿から、蛭子という名が付けられたと伺っております。

親の胸に抱かれる事なく、人と言葉を交わす事もなく年月が過ぎ、
ようやくたって歩ける様になったまだ幼い恵比寿様は、どのような思いでお育ちになられたのでしょうか、

つたないその足取りでも歩ける事の喜びを感じながら、
恵比寿様の魂は一点の曇りも無い純粋な心を持つとても美しい               
魂であるという事を、その頃は誰も気付いてはおりませんでした。

歩ける様になって、ようやく牢獄から解放され、生まれて始めて日の光を浴びた喜びも束の間
恵比寿様にとって更なる苦渋を強いられましたね。

神の御子でありながら、醜い姿というだけで追放され、奴隷として働かされる日々、
でも恵比寿様は普通の暮らしを知らずに育った事が皮肉にも幸いして
怒鳴られようが、ムチで打たれようが、恨み事一つ感じず平気でいらっしゃったことを
幸と呼ぶべきか、不幸と呼ぶべきか、私は迷います。

恵比寿様が平気でいられたのは、
動物以下の扱いで育った為、何の「知識」も得ていなかったからだと思いました。
無知であることは、救いにもなるのでしょうか・・・

でもムチ打たれる重労働の苦痛は平気でも、恵比寿様には1つだけ悩んでいる事が
ありましたね。

それは、醜い自分の姿を見る者達が見せる表情でした。

追放された地獄界では、
恵比寿様のお姿を見て、好奇の目でとらえ、わざと恐ろしいと悲鳴をあげる者もおりました。
私、そいつにむかっ腹が立ちました。でも恵比寿様は怒りませんでした。

まるで汚い物を見る様な目でしかめ面をする者も、
私は、恵比寿様がどのような方かを知っているので「アンタの方がよっぽど汚いし」
と思いました。

バカにするように笑う者も、
「バカにバカって言われたかネ~よ!」っていってやればいいのに、と
恵比寿様に対して腹立たしく感じました。でも恵比寿様は悲しそうに笑っておられました。

時には立っているだけでも、追い払うように棒で叩いてくる者もいましたね。
私は、そいつにキレました。

そんな経験を重ねていく内に、恵比寿様は考えるようになられました。
無知なる領域を脱し始めるきっかけとなったのが、自分を見る者達の反応でした。

人の世で言う<コンプレックス>を持つことにより、知恵が働きはじめたということでしょうか。

「どうして自分を見るだけで、あんな顔をするのだろう・・・」と、



何の知識も持たずして、答えを得ようとするのは大変な気苦労をされたことと存じます。

恵比寿様がその時思われた
「皆のように言葉を話せたら・・・普通に会話が出来たら・・
皆、自分に優しく笑ってくれるはずだ」

出した答えも、その後に裏切りを受ける流れを見てしまった私には痛ましく感じる答えです。

自分への理解を求める為の恵比寿様のすさまじい学びは、大変驚愕いたしました。
自らの存在を周囲の者達に認めてもらうことは、今の時間ですら容易ではないというのに・・・

特に「話かけてもだめなら、言葉を形にして伝えてみたら・・・」という発想
文字というものの始まりを見出した瞬間でしたね。
心が見て、感じて、思うことを表現する形、それがこの世に反映し、
今でも必要とされる文字の始まりであるかと思うと感慨深くなります。

けれども、恵比寿様がその頃住い家とされていた洞窟の壁に
最初に書いたものは、文字というよりも、大きな風景画のようでしたが・・・
文芸学の神とも言われる所以でもあると思いました。

文字というものは、存在の描写であり、形無きものですら形とした、ということなのかと思いました。

描き続け、記した文字はあっという間に膨大な量になり、
無知といわれたその知識は、すでに神の力に達していることにも気付かずに日夜研究に
没頭しておりましたね。

でも、恵比寿様が本来心から望んでいたのは<仲間>でしたね。

心を分かち合える者達を必要とし始めた学びだったのに、一向にその仲間を得る事ない状況に
ある時期から知識を得たことを後悔し始めましたよね。

「どんなに学んでも、言葉を覚えても、
友達など一人も得ることが出来ない・・・
それどころか、前も今もぜんぜん変わらない・・・
どうしてなんだ・・・」


周りの者達が言う言葉は決まって同じ
「向こうへ行け!」
「汚いから側に寄るな!」
「気持ち悪いヤツ!」
「化け物!」


恵比寿様はその言葉の意味を知ってしまっているが故に、更に苦しむことになりました。
「知識を得ることなど無ければ、
その言葉の意味も解らずに済んだのに・・・・・」
と、
後悔の念を感じた時でした。

ですが、大変失礼だと思いますけれども、学ぶべき点が少々ずれていたからだと私は思いました。

私は、煩悩を持つ人間であるからそう感じるのだと思いますが、
得るべき学びは自分の知識ではなく、他の心であったのではないか、そう感じてしまいました。

でも、恵比寿様のその時間があったからこそ、今私達はこうして文字を使い
他の者達と交流がもてるのだと思うと、罰当たりな言葉であることと思い、お詫び致します。

私ごときが言わずとも、ご承知でしょうけれども、あえて言わさせていただきますと
恵比寿様に仲間が出来なかった理由は、恵比寿様の容姿が問題の根源であったと思います。

醜く、曲がった背骨でびっこをひいて歩く姿、つまり<見た目の悪さ>です。
はっきり申し上げますと、人間は非情に見た目を気にする者が多く
地獄界にてその時間を歩まれている恵比寿様のお姿は、人である私からみても、
訳が解らずにその様相で近づいて来られたら、間違いなく「キモッ☆」と思います。

それに恵比寿様がいらっしゃった地獄道は六道の外道、邪道位置でございまして
地獄に堕ちた人間のいる場所にございます。
地獄の中においても、朱に交わることなく、お心を汚さずにお過ごしになられていたことには、
お気付きになられなかったのでしょうか。

つまり、恵比寿様ご自身が<場違い>な所におられたという風にしか私にはみえませんでした。

引いて見た私にとっては、まさにそれが神である証拠だと思いました。
恵比寿様のお生まれの所以には、もっと大きな学びの導きがあったようにも感じます。

「孤独であり、無知であり、
身体に障害を持って生まれ出た魂の始まりでも、
時を積み上げてきた今を持ってすれば、
単なる過去の一物」
だとおっしゃいましたね。
私は、その言葉の重さを理解できる者が、この世にどれほどいるのかと考えてしまいました。

魂の始まりに、大変なご苦労をされていらっしゃいますが、
結果的には知識を得た為に<真実>をも知ることになった恵比寿様は
全てより裏切りを受けていた事を知り、全ての魂と、ご自身の存在に対して
怒りをあらわにしたことがございましたね。

ご自身の因果により、新たな獄界が創造されることになりましたけれども・・・
宇宙で初めて大規模な心中となる自害をなさった方ですからね。
テロリズムとなる元を生み出してしまったのも、皮肉だと思いました。

恵比寿様が心の怒りを放った時のすさまじさは、ものすごい威力であると思いました。
地獄界をみごとに抹消した様子を見た私は、口にしてはならないことかもしれませんが、
スッキリいたしました♪

でも壊してしまった後の責任は重く、結局新たな地獄界の監理官を務めるはめに・・・
運命とは、皮肉で出来ているものだと思い知らされました。

神の力、天誅の力とは本当にすごいものですね。
その怒りの影響を受けた地球時間では、魂の大半が肉体を失いました。
よほど、人間に対して怒りを感じたことが、わかります。

今では、天と地獄、双方でのお仕事に追われることになりましたが、やはり人にとって
まだまだ天誅の力は必要とされているようにも思えます。

全ての魂が悟りを持ち、地獄が無くなる日がくれば、恵比寿様の肩の荷も下りますね。
<処刑神 蛭子>としての裏仕事から解放される時がはやく来ると良いですね。


天界でのお仕事も、
地獄界でのお仕事も大変だと思いますが、
私も出来る限りのお手伝いをいたしますので、
これからも、いろいろと
ご教授くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

追伸
私、地獄界の監理官をしている恵比寿様も好きですよ♪
皆は、「うげっ☆」って言いますけどね♪

                                         敬具 





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