2007年07月13日
P5-奇妙な世界に・・・-奇妙な出会い・・・
毎晩変な夢を見る様になった。
まるで何かのキーワードを表すかのように7つの言葉とその言葉に関わるイミ その夢は日替わりで1つづつ、心に刻む様に順序よく日ごと続いていたので「いったい、どういう理由でこんな変な夢ばかり見るんだろう?」と悩んでいた。

そんな矢先の出来事でした、床につきながら「あー今日も又、変な夢みるのカナー たまには夢なんか見ないぐらいぐっすり眠ってみたーい」と思いながら眠りに入っていった夜、こんな夢を見た……

頭に黒いハット帽をかぶり、黒いスーツを着た一人の老人。その老人は当時まだご健在でいらっしゃった私の生まれた時から世話になっていた病院の医者(せんせい)であった。(何と、90才過ぎても現役で診療をしていました。)
夢の中でその老人は、私にこう語り始めた。「お前にはもう全部教えてやった、じゃが最後にもう一つだけ見せてやるからワシについて来い!」 そんな風に突然ついて来いと言われてもと思いながらもしぶしぶついて行きトンネルの様な場所を小走りでくぐる中、「ジィさんのくせに足速いナー 私が遅いのカナー」 などとブツブツ考えながらようやく追いついて夢の中なのにハァハァ言いながら周りを見渡すと、両サイドにズラァーっと白い着物を

「ワッ
何だ?」 と思っているそばで老人が「ここにいるのは全部お前だ」と言った。 「そんなバカな!!」 と驚いている私におかまいなしの様子ですぐさま又、「こっちへ来い」 とトンネルの様な場所へと老人は進み始めた。
あまりの速さについて行くのがやっとの私は「お願いだからちょっと待ってー」と叫びながら走って やっとのことでトンネルをぬけた。
息をととのえながら周りに目をやるとそこは、グランドオリオン通り(国際通りから入ったとこ)から壷屋やちむん通りにぬける一方通行の最頂点
、道がちょうど五本に分かれて五芒星の様になって見えるので私言わくスターゲートポイントと呼んでいる場所。そこに出た。

老人は私を見ながら涼しい顔をしてふとニャッと笑ったかと思うと、かぶっ
ていた黒いハット帽をゆっくりとはずした。
マイ スターゲートポイント
私は心の中で 「わっ、ツルッツル頭。しかもデカッ………」 などと思いながらその老人に歩み寄り間近でその表情を見つめていると、次第にかかりつけの医者であったその顔が昔、テレビ番組に出ていた元祖、水戸黄門様の役をやっていた(東野英治郎)の顔に変わり、そして又すぐに緑色の肌をした小さなおじいさんへと変わった………
つづく
2007年07月15日
P5.1-奇妙な世界に・・・-奇妙な出会い・・・つづき
緑色の小さな おじぃさん
変なものなら元々見慣れていたので、
その変身ぶりにたいして驚かなかったけど、
その緑色の肌をした(スターウォーズのヨーダみたいな)
おじいさんは、おもむろに自分のズボンのポケットの中に手を入れ、中から小さく折りたたんだ紙切れを出して
私に渡した。

その紙切れを広げて見ると、そこには見慣れない漢字が2文字書かれてあった… 「???」 私には何の文字か、どういうイミか全く理解出来ず、ただボゥーとその紙切れに書かれた文字を見つめていた。
そんな中、老人が私に 「この生まれの者に渡しなさい!」 と、その言葉だけを残して去って行った………………。

翌朝、目が覚めていつも通りに仕事に出掛けたが、ずっと夢で見たあの紙切れに書かれていた文字が気になって仕方なかった。「見慣れない漢字…あれって何て読むんだろう、中国語カナ?…」 そうして仕事が終わり家に戻ると私はすぐに父の本棚から愛用の古い辞書をひきずり出し、夢で見たその漢字を探した。
3時間程経ったぐらいか、ようやくその言葉を見つけ出し 「ホントにあった!!」 と少し驚きながら、その言葉のイミを調べた。

あの老人が渡した紙に書いてあった文字は啓蟄、けいちつと読み、辞書には冬眠していた虫が動き出す頃。太陽の黄経が345度になった時をいい、太陽暦では3月6日頃を指す。そう書いてあった。
「ふ~ん……」 なんて思いながら 「じゃあ何?あのじいさん(この生まれの者に渡せ…)って3月6日生まれの人に渡せっていうイミ?」 でも、渡せと言われてもいったい何を渡せばいいのか、それに私の周りには3月6日生れの人などいないし…考えたところで解らないものは解らない!

私は気持ちを切り替え、 「どーせただの夢なんだから、気にしないでいよー」 そう思い 過ごしていたが、どこか片すみでは気にしていた。日が経って、そんな夢の事も忘れかけようとしていた頃。夜中にふと寝ている足もとに妙な重さを感じ目を開けた……自分の足もとに目をやると、あの夢で見た緑色の小さい老人がそこに座って何やらブツブツ言っているのが見えた。

「あーねぼけて又変な夢を見ているんだ…」 と私は自分に言い聞かせて、又眠りにつこうとしたが、目を閉じていても何やらブツブツ言っている声が耳について、聞いているとどうも私にむかって文句を言っているのがわかった。
次第にイライラしてそのおかげで目が覚め、それどころか腹も立ってきて、「こんな真夜中に人の足もとでブツブツと…この、クソジジイー!!」 とキレた。

つづく
2007年07月21日
P5.2-奇妙な世界に・・・-謎の言葉・・つづき
いやみに耐えられずキレた……
1時間程 その緑色の老人(通称カメじぃ)と猛烈な言い争いが続いた。
ぶっちゃけ本音トークで怒鳴り合って言うだけ言ってスッキリした後、冷静さをとり戻すとカメじぃは何も無かったかの様にケロッとした顔で、
「もう、気は済んだか?それでは本題に入るぞ。」
と、そう言ってまだ熱冷めやらぬ私をよそに、淡淡と語り始めた。このカメじぃとの出会いが思い煩ってきた夢の謎を解くキーパーソンとなる賢者であり、頼もしい私の師となる存在だった。このカメじぃの教えと指導の下に、私自身が閉ざしていた目に見えない世界に再び足を踏み入れることとなった。


それからしばらくして、私は仕事が終わって親友と食事をし、(少しほろ酔いかげんで)遅い帰宅となった深夜の事、顔を洗って部屋に戻ろうとした時、目の前に1枚の
チラシが、ふわ~りふわ~りと足もとに落ちた。

家の窓は全部閉まっていて風なんて通ってないのに 「何?この偶然を装った不自然さは…」と思いながらそのチラシを見てみると 「龍王観世音菩薩…」 神仏画が
描かれたチラシだった。
なぁんだ、ただの通販じゃんと思いながらもそこに紹介されていた龍神の絵は何か心に魅かれるものがあった。

翌日、それとなく家の人に聞いてみた。すると、 「あれは、ワシが新聞と一緒に入ってたのをとっておいたやつだ。いい絵だろ…お前、絵を描くの好きだから、見せてや
ろうと思って…」 そう言ったのは父であった。
日頃それ程信神深くもない父が、何でこの絵に関してだけは目を引いたのか疑問に思ったが、確かにその龍神の絵は私自身にも何かを感じさせるものがあったので父も同じ様に感じとったのかな?などと思いそのチラシを保管することにした。
同じ頃、私は母がよく通っていたはんじとぅい(霊見を持つ先祖供養のご用聞き)の人のもとに連れて行かれた。母が言うには 「あんたここのところずっと変な夢を見るって言ってたでしょ。何かあるのかもしれないから、自分でちゃんと聞いてみなさい。」 ということで私は内心 「聞いてみなさいって何を聞けばいいのか、変な夢みるんだけど…ってきくわけ?緑のじいさんにとりつかれているんですけど…って言えるわけないじゃん…」 と思いながらもしょうがないからとりあえず母の付き添い程度と言うところでついて行った。

つづく
2007年07月26日
P5.3-奇妙な世界に・・・-驚異的な・・つづき
しばらく経って 玄関が開き 「どうぞ…」 と男の人の声がした。ドアの前に立っていたのは私とあまり年の違わないまだ若い青年であった。
こういう仕事をしている人達は年輩の女性が多いというイメージがあったので、そのギャツプに少し驚いたが、この後私はそれよりも驚くべき事実を真のあたりにしてしまう。
待合室で順番を待ってようやく名前を呼ばれ、はんじをとるその人の前に母と2人で座った。「ハイ サリトートデービル…」 その人は流調な方言ではんじを始めた…通常、家の主から順序よく家族1人1人のはんじをとってゆく その側で 「わーすごいなーこの人、見ず知らずの他人の家の事情を、こんなに細かいところまでわかるんだ! これが霊見の力ってもんなのかなー」 と私は感心しながら話に聞き入っていた。
そしてその人が私の名前と生まれの年の干支を口ずさんだ。「私の番だ…」 どんな事を言われるのかと思い緊張した。ところがその人は私の名を口ずさんでピタリとだまり、1分ぐらいだまり込み首をかしげながらまるで誰かと話をする様に小声でブツブツと言い始めた。「何だ?ちょっとだまりこまないでよぉ、私何か悪い事したことあったかなー?」 と自分のこれまでの行いにやましいところは無かったかと色々思い起こしドキドキしていた…
「あんた…」 その人は私の顔をじぃーっと見つめ、内心 「キャーコワイヨー」 とパニクってる私に口火をきった。 「あんたは、生まれの高い人だね… 私には大きな八代龍王の絵が見えている… この龍神には名があり、瞳には宝石があり、そしてその龍神の意味をあんたはもうすでに決めているはず、芭蕉扇、龍眼、縄、月、山、南、守剣、海… これがどういうイミか私にはわからないけど、あんたは解っているはずこれから七枚の龍神の絵を描きその絵は持つべき人の手に渡る… そして最後に8番目の大きな龍神の絵を描き上げ、その絵をあんたが持つ… そこから神の道が開く……」
「!!!」 私は言葉を失った…
「どうして… 何で… 知ってんの?…」
その人の言葉通りだった…私が毎晩見続けた夢にはコンセプトがあった。私はそれを元にある作品を手がけてみようと模索しているところだった
芭蕉扇―5月生まれ エメラルド 黒龍―天災を防ぎ
龍眼― 2月生まれ アメジスト 紫龍―全ての病を治し
縄― 7月生まれ ルビー 蛟龍―絆を結び
守剣― 3月6日生まれ さんご 金龍―正義を通し
南― 4月生まれ ダイヤモンド 粋龍―純心を保ち
月― 6月生まれ パール 福龍―冨を得
海― 9月生まれ サファイヤ 海龍―徳望を持ち
山― 12月生まれ ターコイズ 白龍―その全てを成就する
夢のパズルを完成させ、父が見せた龍神の絵のチラシをモデルに絵を描いて、その絵にこのパズルを1つ1つあてはめて描き上げてみよう。そう思っていた矢先だった。
私にしてみれば、根っから絵を書く事が大好きで、面白いから遊び半分のつもりでやってみようと思っていた程度だったが 「まさか…そんな…」 動揺しながらふと頭にある言葉がよぎった。
「時期に、解る…」 カメじぃがそう言った意味を私はこの瞬間はっきり理解する事が出来た。「渡せ」 という物はこの龍神の絵の事だったんだと……
つづく
2007年07月27日
P5.4-奇妙な世界に・・・八代龍王・・・つづき
私は龍神の絵を描き始めた。
第1に芭蕉扇の力を持つ黒龍王は、5月生まれの私の師でもある叔母の手に渡った。
第2に龍眼の力を持つ紫龍王は、2月生まれの同じく私の母の妹にあたる叔母の手に渡った。
第3に縄の力を持つ蛟龍王は、7月生まれの私の母に渡った。
第4に南の力を持つ粋龍王は、4月生まれの私の親友のもとに渡り、第5に月の力を持つ福龍王は、6月生まれの同じく親友の手に渡った。
問題であったのは、カメじぃより言い渡されていた3月6日生まれの者に渡さなければならない「守剣」の力を持つ金龍王であった。金龍王は八代龍王の中の唯一の雌の龍で他の龍神達の母であるという意味をもっていたので、なるほど、これは一筋縄ではいかないかなと思っているところ、当時私がつき合っていた人(現在の主人)から 「3月6日生まれじゃないけど、いちおう3月生まれだから、金龍王の絵は自分がひきとってもいいよ」 という事で6番目に金龍王の絵は主人の手に渡った。

だったのです。今でも私は長女に時々 「お嫁に行く時はこの絵 (金龍王の絵) を
持って行きなさいよー」 と言っています。

そして一番困っていたのは、海の力を持つ青龍王の絵であった。描き上げてしばら
くしてから私の実家のご近所さんである顔なじみのおばさんのもとへ渡ったのだが、半年程過ぎて 「この絵は強すぎて家には合わない…」 という理由で、又私のもと
に戻ってきた。
そうして3年以上もの間、その絵は宙に浮いた様になってしまい、我が家に保管されたままの状態であった。

そんな中、ある日私の姉が家に遊びに来ていた時だった。「話があるんだけど…」 といつになく真面目な顔をして姉が話を切り出した。
「アンタが描いた龍神の絵が一枚あまっているでしょ、家には9月生まれの人はいないけど、私のダンナはいちおう青龍王に印されたてんびん座だし…良かったらその絵、私にゆずってくれない?」 姉はそう言った。

私には何ら断る理由もないので 「どうぞ、もっていって
」 とあっさり手渡した。そしてその2年後の9月、私の姉は9月生まれのとても元気な男の子を出産した。青龍王を持つべくして誕生した男の子であった
ようやく カメじぃとの約束を果たし、最後に描き上げた全ての龍神を結集し第8の山の力を持つ白龍王を加え、12月うまれである私の 言わば(ご本尊カナ?)
THE!八代龍王観世音菩薩の絵は完成となった。

つづく
2007年07月28日
奇妙な世界に踏み込んだ・・・月日は流れ・・・P6
目に見えない世界も
自分の世界であると認めてからは
本当に数えきれない程の
者達と出会った。
ある時は、毎年11月から2月までの間、きまって実家の木の枝に座って私に声をかける小さな男の子がいた。その子はよく私に風の流れの不思議を話してくれた。(かなり子供的な発想だったけど話しにつきあった。)
ある時は、とつぜん部屋の天井から出てきて 「許せ…」 と言って私の胸に向かって矢を放ったミカちゃん。キレーな顔して殺し屋か?とたじろいだ場面もあった。(後で聞いたが 「時間の紡ぎだ」 と言われ、よけいイミがわからなくなった…)
それから又、私の守護をつかさどっていると称すヒメの 「書の心得」 のなが~い講義に疲れたり、夜一人になってセンチメンタルモードになると必ず声をかけてきて私にいろんな話をしたり、ものまねして笑わせてくれたりして励ましてくれたサルじぃ
何故かいつも食器だなから現れて 「人道」 を説くシラミク。
「愛した人のもとに帰りたい」 と言って毎晩泣いていたユキノ (すすり泣きをきいてると眠れないので仕方なく)……(ダーリン探すのに、1年かかった……) そして時折、昼夜関係なく (私の気持ちも関係なく)現れ 「波の上にある岩の意味を行って悟って来い……」 とか言うかなりクールな哲学者的なおっさん、顔はいーけど口が悪いバクスイとのバトルトーク…… 死神やってんのに人助けをしてクビになった女性にやさしいルカちゃん。
それ以外にも もっとたくさんの人?(人じゃないもの)と出会い、それぞれが浄仏したり、昇天したりで又たくさんの別れもあって、時には離れがたくなる霊もいたりして涙する時もありました。
私にとって見える世界も見えない世界もぜんぜん変わらない世界で、どちらにせよ同じ心のある者達の世界なんだと思いました。(風ぼうや文化的な違いはあるけれど……)
つづく
2007年07月30日
奇妙な世界に踏み込んだ・・・あるギモンが・・・P7
関わり合う内に、いつからか何となく
空虚さを感じる様になった…
霊と関わる内 確かに私は 「人としての行き方」
死を後悔せずに受け入れる為に必要な、「生を全うする」という意味。そういった事を学んではきたが、その学びがいったい何をもたらしてくれるのか、私自身の精神面での成長には大いに役立ってはいると思うが、その悟りという事柄が実際現実的な生活に何か役に立っているかというと、それは余り活かされていない様に感じ、次第にイラ立ちさえ覚え始めた。

どうして私には見えないものが見えるのか
何のイミがあって見せられるのか
自分はいったい何の為に こんな事をしているのか
存在している理由はどこにあるのか
疑問だけが日ごとふくらみ俗世的な物事ばかりを考える様になった。
「そーだ ユタになってはんじをとって生計を立てる……」とか
「霊能者とかってゆーやつになって名前が売れればテレビとかにでたりして……」とか
「ダイレクトに出家して 仏門修行しろって いってんのかなー? 子供はどーすんのよ…」などと くだらないことばかり考えていたが、私は学びというものを知ってしまっていたが為に、それが本意ではない事もすぐに気が付いた。

こういう能力を持って生まれる人間は 見えない人間よりもよほど気をつけて力の使い道を考えなければいけないのである。見える者は結してその能力に頼り傲ってはいけない、それどころか、身を挺して謙虚な姿勢を保たなければならない。
私はその事をシラミクから聞かされていた。それが 「地界の掟」 であるからだ。シラミクが私に話てくれたのはこんな事だった。

それによって起こる災は全て 己の精神の力によって超えていかなければならないもの、霊見を持つ者の中に「人助け」と称して心霊に悩む人々に金と引き換えに施しをする者がいるが、その行いは最もまちがいであり、結して己の徳とはならず、それどころか施しをされた者はますます他力を当てにし、業を解消するどころか、精神の成長を阻み魂を下落させてしまう恐れがある。
だから、そう言った行いは逆に災いと見なされ、そういう行いをした人間は 「掟破り」 という落印を押され、獄界の最も深い獄へと追放される。だからお前も慎みを忘れるな。いいか、手助けは人の成長に紡がるが、金を引き換えに救ってあげるなどという傲った気持ちで人と接する事など絶対にしてはならん事なのだ!!」

私はシラミクからそう言い聞かされていた。だから俗物的な考えはすぐに消えたけど、やはり自分が存在している理由を探す事は止める事が出来無くていた……
つづき

マイファミリー行きつけの、ローソン曙店でーす。
7月30日、31日にかけて沖縄全島(ローソン、ファミリーマート)での販売開始となりました。
でも、ホントにあるのかな?と思い市場調査にでてみました。
いつもお世話になっているローソン曙1丁目店の知念店長です。従業員の皆さんも、
とても親切にしてくれます。
2007年07月31日
奇妙な世界に踏み込んだ・・・そして2000年・・・P8
ギモンに対して、これ以上無いという程、
精神が不安定になっていた……
家庭の事情もその原因の一つで、
私にとって最悪の状況だった。(まだ手の掛かる4人の子供達に加え、痴呆症の姑の面倒をみていた)疲れとストレスから月に一度はきまって40度を超える熱を出す様になり、その度病院で点滴を受けるという状態が続いた。
月が進むごとに体重が減り瘠せ衰えていくのが自分でもわかった。

そんな私を診てくれていた掛かりつけのお医者さんに、「こんなの続けてると心臓に負担がかかる恐れがあるから無理をしない様に… お母さんに何かあったら子供達はどうするの?… 実際もう不整脈も出てるし……」 そう言われたけど、その時は無理をしなければ生活できない状況であった為、私は苦笑いをしながら 「そうなったらもう仕方ないかな?」 などと言いながらも、心の内ではきっと先生が言うように、ほうっとおけば命に関わるのであろうと、そう考えるとやはり死への恐怖を感じずにはいられなかった。

その頃から否応も無く襲ってくる不安に耐えながら、どうにか奮起をおこしてがんばろうと自分に言い聞かせるが、逆に毎日突如として波の様に押し寄せる得体の知れない恐怖心に耐えるだけで一杯一杯だった。

そんな状態に耐えかねて、私はついに思い切って主人に胸の内を打ち明けた。

『あの… 考え過ぎだよって お父さんいつも言うよね、でも私ね今はっきりと自分の 「死」 をかんじる… すごく恐くて とても恐くて、そんな風に考えちゃいけないって思ってもどうしても死を感じるの…
前にね、おばさんに屋敷の拝みしてもらったでしょ、私のフシ(魂のエネルギー)が弱くなってるから屋敷からフシニングヮン(健康祈願)しなさいって……
終わってからヒノカン(台所に掘る火の神)に手を合わせて目を閉じた時、一本の蓮の花のつぼみが見えて、おばさんに 「何だろう?」 って聞いたら 「ン、ウカミンカイ トゥーティ イジャシガ(神様にうかがいをたててみたけど)アンタはね、これから八代龍王にあてて八ヵ所のお宮を巡りなさい、そうしたらアンタに何か沙汰が渡されるはずよ…」

くから…… なんかまるで蓮の花に、「いいのかこれで? 本当にこのままでいいのか?」 って言われてる様な気がして、でも…… 今の状態じゃ身動き出来無いし…… でも、恐くてすごく悲しくて、ほんとうに何処か遠くに
連れて行かれる様な気がして…… 前に進みたくても、自分で踏み出す
事が出来無い…… 』

買い物帰りに待ち合わせた店の中だった。かっこ悪いと思いながら、主人にもすまないと思いながらも、家に戻ればきっと言えなくなってしまう…… 私はガマン出来ずに主人の前でガタガタ震え、ボロボロ泣きながら みっともないかっこうで話をした。
(ホントウは何を言っているのか解らない程、ちぐはぐな言い方だった……
カモ…)通常、こんなワケの解らない話など聞かされたら、相手はせいぜい「情緒不安定なんじゃない?」 の一言で終わってしまう問題である。そんな事は承知の上であった。
だから主人にも 「バカバカしい」 と怒られるのを覚悟していたが、却ってきたのは以外な
言葉だった………

つづき










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